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当ブログにご訪問いただきましてありがとうございます。
パソコン1つさえあれば、誰でもフリーソフトを使って建築デザインができるんです。というコンセプトで当ブログを今年の春(2022年3月)から始めました。
今までの記事ではJw_cadで平面図を描いて、Sketch Up(2017Make)でモデルを立ち上げて、Twinmotionでレンダリングをするといった一連の作業で魅力のある図面を描くための使い方を紹介してきました。
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非商用や体験版のソフトが含まれるので、趣味で初めて図面を描く方やこれからCADの勉強を始めるといった方の参考になれば幸いと思いながら、記事を作成をしてきました。
なのですが、ブログを始めて半年もしないうちにSketch Up(2017Make)がダウンロードができなくなってしまうということになってしまいました。すでにSketch Up(2017Make)を使用されている方はそのまま使うことは可能とのことです。
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これからSketch Upを始めてみようという方にはWeb版でしか無料でSketch Upをさわることしかできなくなってしまいました。
いずれSketch Up(2017Make)のダウンロードはできなくなるであろうという予測はありましたが、とうとうその時がやってきてしまいました。昨今のセキュリティーであったりサポートといったことからすると仕方のないことなのかもしれません。
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販売元のTrimbleさんには今までSketch Up(2017Make)を無償で提供していただいたことに感謝です。
フリーソフトで平面図から3Dそしてパース作成といった黄金ルートは閉ざされてしまいましたが、折角この素晴らしいCADソフトであるSketch Upの魅力をこれからも発信してきたいです。
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自分自身も学びは止めたくないという思いなので、ブログは続けていこうと思います。
Sketch Up(2017Make)をそのまま使っていくという選択肢も当然あるのですが、やはりセキュリティやサポートを受けられないということからも、方向転換(サブスクソフトの購入)も検討する予定です。
では、Sketch Up(2017Make)がダウンロードできなくなったことの何が問題なのかをおさらいしておきます。Sketch Upは平面図作成機能が弱いので平面図検討をする場合はどうしても他の2DCADの助けが必要になってしまいます。Sketch Up(2017Make)はJw_cadとの互換性があったため、Jw_cadの平面図を使ってそのままSketch Up上でそのCADのデータを使用することができましたが、Sketch UpWeb版では他のCADデータをインポートできないため、他のCADで検討した平面図を連携して使うことができなくなってしまいました。
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これからSketch Upを勉強していこうという方の「フリーソフトで平面図から3Dそしてパース作成といった黄金ルート」の道が閉ざされてしまったのです。ちょっと大げさですけど・・・(笑)
今後、Sketch Upを使って図面を描いていこう!という方は下記の3つのうちのどれかを選択することになります。
✅メリット
- 無償で使い続けることができる(サービスが続く限り、永年無料)
- Web上で作業ができるため、ログインさえできればどのパソコンでも作業することが可能
- 常に最新のバージョンで使用することができる
✅デメリット
- 使い勝手が悪い(Sketch Up Makeと比べてもアイコンの数が圧倒的に少ない)
- 英語表記(一部、日本語も使えるが文字化けする。今後に期待)
- 他のCADデータがインポートできない(これが一番のデメリット)
- 2D図と3D図をそれぞれのCADで描かなくてはいけない
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✅メリット
- 無償で使い続けることができる(非商用で無償にこだわる)
- 使用感はPro版とほぼ同じで使いやすい
- 2DCAD(Jw_cad)の図面がインポートできる(プラグイン使用による)
✅デメリット
- サポートを終了しているため、保証がない(突然、消えたりします)
- セキュリティが脆弱
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✅メリット
- 常に最新の状態ですべての機能が使える(当然ですが・・・)
- ほぼすべてのCADとの互換性がある
- セキュリーティー面でも安心、サーポートも受けられる
✅デメリット
- 費用が掛かる(当然ですが・・・):約5万円/年
Sketch Upは使って楽しいCADです。皆様にも、それぞれ自分に合った方法でSketch Upを使って行ってほしいです。
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私も引き続きSketch Upの魅力を伝えていければなと思います。これからもよろしくお願いいたします
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