CADの種類を調べてみよう!(前半)

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ブログイメージ CAD

建築をデザインすると言っても図面保存、プレゼン作成となるとCAD(Computer Aided Design)スキルは必須となります。

ではどんなCADあるのだろうと建築CADでネット検索してみると何十種類も出てきます。

今回は書店でも参考書が並んでいるような勉強しやすいCADを調べていきたいと思います。

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AutoCAD(オートキャド)

AutoCADは、米国のオートデスク社が開発する世界的なシェアを誇る汎用CADソフトです。

AutoCAD は2D・3Dの両方に対応しているようですが、主に2Dで使用されていることが多いようです。建築・機械等の分野での汎用CADとして日本でもトップシェアを占めているとのこと。

以前、私が勤めていた会社でも主なCADはAutoCADで取引先との図面のやり取りもほとんどがAutoCADでのデータでした。

メリット
  • トップシェアのCADなのでデータ共有がしやすい
  • 大手企業での導入率も高く使いこなせれば就職にも有利
  • 無償体験版があり、学びやすい(一般は1か月、学生さんは1年)
デメリット
  • 高機能なのですが、ソフトの操作を覚えるのにも作図するのにも時間がかかる
  • 価格が高い:サブスクで¥71,500/年(税込)

学生さんにはいろんなCADを安価で経験できるのでぜひマスターしてほしいCADの一つです。

無償版、価格については各条件があるようなので詳しくは公式サイトをご覧になってください。

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Revit(レビット)

Revitも米国のオートデスク社が開発するCADでBIM(Building Information Modeling) のためのソフトウェアです。

1つの3Dモデルから、建物やインフラの計画、設計、構築、管理までを行うことができる画期的なCADソフトと言われています。

Revitについては利用したことがないので使用感はわかりませんが今後、建築業界はBIMが主流になるといわれていますのでRevitをマスターすれば就職には困らないと思います。

メリット
  • 3Dビューにより誰でも図面で理解がしやすい
  • 修正する際に2Dデータが連動するので時間と手間がかかりにくい
  • 無償体験版があり、学びやすい(一般は1か月、学生さんは1年)
デメリット
  • ソフト習得の難易度は比較的高く、操作を覚えるのに技術と知識が必要
  • 価格が高い:サブスクで¥427,900/年(税込)、一般用としてはハードルが高すぎる。

Revitも学生さんには安価で経験できるCADですのでぜひ無償期間に使い倒してマスターしてほしいCADの一つです。

オートデスクさん太っ腹です。学生さん羨ましいです。

無償版、価格については各条件があるようなので詳しくは公式サイトをご覧になってください。

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ArchiCAD(アーキキャド)

ArchiCAD(アーキキャド)は、ハンガリーのグラフィソフト社が開発した2Dと3Dに対応した建築3DCADソフトです。

ARCHICADは世界初のBIMソフトとして知られ、建築設計の革新的なCADとして世界中で利用されているようです。

ArchiCADはRevit同様、大手建設会社や設計事務所で利用されているようです。

ARCHICADについても利用したことがないので使用感はわかりませんが、ARCHICADスキルがあれば就職にはかなり有利と思います。

メリット
  • 古くから国内でのユーザ数や採用している企業が多い
  • 3Dモデルを作成すると、必要な図面や画像が自動的に作成される
  • オートデスクさん同様で無償体験版があり、学びやすい(一般は1か月、学生さんは1年)
デメリット
  • ファイルサイズが大きいため、ハイスペックのPCが必要
  • ソフトの習得に加え、ある程度の建築知識や図面理解スキルが必要
  • Revitよりも安価ですが価格が高い:サブスクで\79,200円/年(税込)

ArchiCADも学生さんには無償期間プログラムがあります。こちらもマスターしてほしいCADの一つです。

一般人にはそれでも少し高価です。

無償版、価格については各条件があるようなので詳しくは公式サイトをご覧になってください。

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Vectorworks(ベクターワークス)

Vectorworks(ベクターワークス)は、米国Nemetschek Vectorworks社が開発する汎用CADソフトです。

直感的な操作で作図でき、2D作図から3Dモデリング機能へ等、プレゼン機能も搭載しています。

アトリエ系設計事務所での導入が多いようで、前職での取引先にも利用されている設計事務所がありました。

Vectorworksについては以前、購入して試してみましたが私のスキルが足りなかったのか、下位バージョンであったためか、参考書を見ても何度かつまずいて習得までには至らず初心者には難しいと感じたCADでした。

下の画像は実際に参考書をもとに作図したものです。

メリット
  • 直感的な作図ツールで2Dくらいまでは簡単に扱える
  • 2Dと3Dを同時に連動させながら作図できる
  • 学生さんには安価な教育プログラムがある:学生単年度版\22,000円(税込)
デメリット
  • 3Dのレンダリング(モデリングした図に色や 陰影 を付けること)に時間がかかる
  • AutoCAD等と比べると導入シェアが低い
  • Revitよりも安価ですが価格が高い:サブスクでVectorworks Architectが245,300円/年(税込)

Vectorworksは学生さん用無償期間プログラムはありませんが、学生単年度版であれば安価なので、アトリエ系設計事務所やインテリア系事務所への就職が希望であれば習得していただきたいCADの一つです。

一般人にはVectorworksも高価なCADとなります。

価格についてはいろんな条件があるようなので詳しくは公式サイトをご覧になってください。

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まとめ

4es
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前半では有名どころで一度は使ってみたい! でも高価で個人購入はハードルが高いCADを4つ紹介しました。次回のブログでは個人利用ができそうなCADを紹介します。