就職に有利なCADを調べてみよう！

前回の記事で建築CADの種類を調べてみました。

ではどんなCADのスキルがあれば就職に有利なのでしょうか。

建築系の求人サイトの「使用しているソフト」を調べてみました。その結果が下記のグラフになります。独断で10社の使用しているソフトを単純に集計したものになります。

ただし、みんなが知っているような大手のゼネコン・設計事務所は含まれていませんでしたので大手への入社を目指している学生さんは参考程度でご覧ください。

建築系オフィスの使用しているPCソフトランキング

アトリエ系設計事務所

CADではありませんが、オフィスソフトに加えIllustrator、Photoshopなどのデザイン系のスキルも有利のようです。
CADではVectorworksを使っている会社が多いようです。また、前回までの記事では紹介していなかったRhinoceros（3DCAD)も含まれていました。
CADに関してはAutoCADなどの一般的なソフトを満遍なく身に着けていくと良いようです。

設計事務所

工務店・ハウスメーカー

こちらに関してもオフィスソフトのスキルは持っていることが有利のようです。
CADに関しては圧倒的に ARCHITREND ZEROを使用している会社が多いことがわかります。
ARCHITREND ZEROに関しては詳しく調べてはいませんが、積算・見積もできるオールマイティのCADのようで習得さえすれば設計の作業すべてが賄えてしまうような素晴らしいソフトなのかもしれません。
ARCHITREND ZEROも無償体験版を用意されているので工務店・ハウスメーカーの就職を希望している学生さんは使ってみるのも良いと思います。

学生さんは無償版や学生版を利用して、いろいろなソフトを体験しておくことが良いとおもいました。
これまでに紹介してきたCADはほとんどが有償CADで一般の方にはやはりハードルが高いです。次回の記事からは建築デザインをしてみたいという一般の方にJWCADなどのフリーソフトを使って「かたちを作っていく」という内容で進めていきたいと思います。
フリーソフトでサクッとモデリングがしたいという学生さんにも参考にしていただければ幸いです。

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